遅刻は“個人の問題”では終わらない
社会人の遅刻。
1〜2回なら仕方ないで済むこともある。
しかし、繰り返される遅刻は
単なる時間管理の問題ではなくなります。
特に交代制勤務では、
遅刻 = 前任者の残業
を意味します。
あなたの10分の遅れは、
誰かの10分の犠牲です。
この時点で、人間関係に影響が出始めます。
繰り返しが「評価」を変える
最初は注意。
次は指導。
それでも改善しない場合、
評価はこう変わります。
「この人は変わらない」
そしてさらに繰り返せば、
「やる気がない」
と判断されます。
実際に、上司から
「今日はもう帰れ」と言われたケースもあります。
上司の立場で考えるとどう見えるか
ここからは、少し上司視点で考えてみます。
仕事を振る立場の人間は、
- 今日の業務量
- 納期
- トラブル対応
- 個人のスキル
- 成長機会
これらを毎日考えながら人員配置を決めています。
「誰に何を任せるか」は、
その人への信頼で決まります。
そこに、
- 時間に遅れる
- ミスが多い
- 指導しても改善しない
という要素が加わればどうなるか。
当然、その部下を重要業務から外します。
これは感情論ではありません。
リスク管理です。
ストレスは必然
遅刻を繰り返し、
仕事も安定しない。
それでも同じ給料を払い、
同じ立場で扱う。
現場を預かる上司にとって
ストレスが溜まるのは当然です。
責任は上司が負います。
部下のミスも、
納期遅れも、
クレームも。
だからこそ、
「任せられない人」に
重要な仕事は渡せません。
面談の本当の意味
改善が見られなければ、
管理職を交えた面談になります。
そこで告げられるのは
- 期待しているが現状は厳しい
- このままだと戦力として扱えない
- 組織として困る
場合によっては、
「不要な人材になる」
という言葉が出ることもあります。
冷たいようですが、
組織は成果で評価します。
扱いが変わる
そこからどうなるか。
- 責任のある仕事を外される
- ルーティン作業中心になる
- リーダー候補から除外される
そして最も怖いのは、
年数だけが増えること。
気づけば
「年次は上だが新人と変わらない人」
という位置に落ち着きます。
精神状態の悪化と悪循環
扱いが変わると、
本人もそれを感じます。
- 居場所がない
- 信用されていない
- 期待されていない
その状態で仕事をすれば、
ミスは増えます。
ミスが増えればさらに評価が下がる。
完全な負の連鎖です。
若手にとって最大の武器は「時間厳守」
若いうちは
- 経験が少ない
- スキルが未熟
だからこそ
- 時間を守る
- 指示を守る
- 改善する姿勢を見せる
これが最大の評価材料です。
時間を守れない人に、
成長の機会は回ってきません。
まとめ
遅刻1回で人生は終わりません。
しかし、
繰り返す遅刻は
信用を削り続けます。
そして信用は、
失うのは一瞬、
取り戻すのは非常に困難です。
厳しいですが、
これが現場の現実です。
最後に付け加えておきます。
この話に出てくる若手は、
最終的にはそれなりに仕事ができるようになりました。
ですが、評価の面では後輩に追い抜かれ、
気づけば立場も逆転していました。
もし遅刻を繰り返していなければ、
今の評価にたどり着くまでの時間は
少なくとも5年は早かったはずです。
信用を失うということは、
単に叱られることではありません。
本来得られたはずの時間と機会を失うことです。
その差は、確実に人生に影響します。