自分のだけのメカを作成して、傭兵として生きる
フロム・ソフトウェアより発売されたロボットアクションゲーム
「アーマード・コア」現在までに15作(リメイク作品、PSP移植を含めたら19作)
発売されている息の長いシリーズです。
ストーリーは一部の作品を除いて、主人公は傭兵としてアーマード・コア (以下AC)
と呼ばれるメカを駆り、波乱に満ちた世界を生き抜いていくと言うものです。
その世界観は基本的に、大企業が統治する世界をベースに企業間の争いが
起きており、そこに傭兵として各勢力の依頼を受けてそれを達成して報酬を手にする、
と言う構成になっています。
この世界観は主人公がヒーローとして活躍するものではなく、あくまで傭兵として
活動しているので、報酬さえ用意されれば汚れ役も引き受けることになります。
ストーリー構成においての大きな特徴として、以下の要素があります。
ストーリー構成が難解である、ストーリーの解釈に対してプレイヤー側が想像する
余白がある、(ゲーム内で全てを語らないので、そこを想像で補填することができる。
コレが俗にいう「フロム脳」等と言われる信者を生み出している?)
ゲーム内の登場人物は全て顔の表現が無く、声と搭乗しているACのみが
表現されている。
ゲームの流れはシリーズを通して基本的に以下のようになります。
- 依頼を選択し、受諾。
- ACを駆り、依頼を完了する。(報酬を得る)
- 得た報酬でACをカスタマイズする。
この1から3を繰り返し、ストーリを進めていきます。
ストーリの進行度に応じて購入できるACパーツが増えていき、
カスタマイズの幅も広がっていきます。
このゲームの醍醐味の一つである、アクション要素、ACによる戦闘は
実に複雑で、奥深いものになっています。
それ故に、このゲームの敷居を上げてしまう要素でもあります。
シリーズ後半の作品以外はチュートリアル等の説明が一切無く、
いきなり実戦の試験が始まり、敗北すれば即ゲームオーバーと言う
なかなか初心者には優しくないものでした。
特に初代アーマード・コアでは、試験に用意されている敵のメカが
序盤にしては強めの物が設定されており、ろくに戦えずボコボコにさえて
ゲームオーバーといった事もあった様で、クソゲー等と言われたりとか…
(後の作品では試験の難易度は下げられています。)
ですが、それ故にACを自在に操れる様になった時の楽しさ、爽快感は
とてつもない物があります。
そして、このゲームの醍醐味、下手をするとこの要素が全てと言うかも
しれない、ACのカスタマイズ。
コレはもう、奥深いと言うレベルではありません。
非常に多くの要素が設定されており、様々な組み合わせが可能です。
基本の構造である頭部、コア(胴体)、腕部、脚部、
内装部分になるジェネレーター、ラジエーター
(シリーズによってあったり無かったりします)、ブースター、FCS、
武装となる、右腕武器、左腕武器、右肩武器、左肩武器、
そのほか、シリーズによって肩の内部、外部に武装を装備できます。
そして、補助的な性能を発揮するオプショナルパーツがあります。
各パーツはジャンル分けされており、体を構成する、頭から脚までのパーツ
だけでも大きく軽量系、中量系、重量系、と分けてあります。
そのほかのパーツも部位毎に特徴でジャンル分けされており、
その中でも、組み上げたACの特徴、特性を大きく左右するのが「脚部パーツ」です。
この脚部パーツ、二脚、逆関節、四脚、タンク、とあり、シリーズによってフロート
といった種類もあります。この脚部パーツによってACの動きが変わるので
脚部パーツはそのACのコンセプトを大きく左右する要素になります。
コレらの組み合わせは人それぞれであり、プレイスタイル、または依頼をより
効率よくこなす為、または縛りプレイに興じてみたりと十人十色です。
まさに、コレこそこのゲームの醍醐味であり最大の特徴でしょうか。
この記事に書いた事はシリーズを通した大きな特徴です。
各作品毎に異なった仕様、魅力がありますので、是非プレイ
してみてください。